トラブルを防ぐ

分譲住宅購入でのトラブルとは

分譲住宅

日当たりのトラブル

住宅見学では気がつかず、実際に暮らし始めてはじめて発生するのが日当たりに関するトラブルです。 見学した時は夕方だったために昼間の日ざしの強さが分からなかったり、購入後に近隣にビルが建設されたため、日陰に入ってしまい日が当たらなくなったといったことも少なくありません。 日当たりに関するトラブルを防ぐためにも、物件確認の際には季節や周辺環境も考慮してしっかりとチェックしましょう。 今は春だけど冬はどんな風景になりそうか、雨降りの多い梅雨の時期だと滑って転びそうな場所はないか、家族が安全に生活できるか、とあらゆる季節、時間帯をイメージしてみるのです。 もし隣近所に大きな空き地があるようならそこも気にしてみましょう。数年後にそこに何が建つのか、大きなビルが建つ可能性はないか、調べられるようなら調べておきましょう。 また地震の多い土地で物件を購入しようと考えているのなら、地盤のことも心配です。 最近では耐震構造の物件も多くなっていますのですが、いくら建物の耐震性が高くても地盤がもろいと地盤沈下が起こることもあります。 その土地の歴史を調べてみたり、雨が降っている日に現地を確認したりして脆そうな地盤でないか確認しましょう。

所有権のトラブル

分譲住宅でも隣接している家と塀の所有権を巡ってトラブルになることもあります。 土地付き物件を購入する際に不安な点があるようなら事前に測量を行い、所有権をはっきりさせることも必要です。 あらかじめはっきりさせておくことで、お互いに嫌な思いをしないで済むケースもあるのです。 長いお付き合いになるご近所さんですので、気まずい思いをしたり、いがみ合うような関係になっては残念でしょう。 また土地の利権関係についても念のため調べておきましょう。その分譲住宅の売主が土地所有者であるとは限りませんので、登記簿を確認して敷地の所有権や抵当権、面積などを調べておきます。 抵当権の順位や予告登記などによっては土地の所有権を失うこともあるため、必ず登記簿を確認するようにしてください。全く予期せぬことで住宅を失ってしまう可能性もあります。 土地の所有権に関するトラブルは大きな問題になりがちです。防げるものならなるべく防いでしまいましょう。

住宅設備のトラブル

購入前に物件見学しても実際に住んでみなければ分からないこともあります。特に住宅設備に関する不具合やトラブルは、生活の中で使うことによって気づくことが少なくありません。 建物の基礎に欠陥があったせいで大雨で雨漏りが起こることもありますし、ドアがうまく閉まらなくなっていくこともあります。 見学では見抜けないことも多いですし、素人では何が原因でトラブルが起こっているのかもわからないケースがあります。気になる点があったら、購入前に売主に設備の説明をしっかりと求めましょう。 水周りのトラブルも多いので、台所や洗面所、トイレなどの水周りのチェックも欠かしてはいけません。 特に配水管などの目に見えない部分は事前にチェックすることができないため、物件確認時に売主に確認することが必要です。 不具合がないかだけでなく、使いやすい設計をされているかどうかも、人によっては毎日使うことになる部分ですので、楽しい生活が送れるよう、洗濯が苦痛にならないようになっているか、お風呂場は快適なスペースになっているかなど、自分が使っている姿をイメージしてみましょう。